少年ジャンプに新たな時代がやってきた!
シリーズ累計発行部数1250万部を突破した。(2022.6)
その名も「SPY×FAMILY」
この記事では絶賛大ヒット中「SPY×FAMILY」がなぜヒットしたのかを独断と偏見で考察します。
登場人物

メインの登場人物は3名
- 心が読める超能力者:アーニャ(真ん中の子供)
- 天才的なスパイ:ロイド(左の男)別名で「黄昏(たそがれ)」
- 最強の殺し屋:ヨル(右の女)
上記3名は仮面家族であり、スパイの男・殺し屋の女・超能力者の少女が真の姿を隠しながら「普通の家族の普通の生活」を送り、それぞれの目標達成に向けて日々のトラブルをクリアしていくコメディ。
作者
遠藤達哉先生が描く3作目の連載アニメ。
閲覧数やコメント数、発行部数が最高記録を更新し「少年ジャンプ+」史上初になる大ヒット作品となった。
なぜSPY×FAMILYはヒットしたのか

SPY×FAMILYの最重要キャラクターである
- 心が読める超能力者:アーニャ(真ん中の子供)
- 天才的なスパイ:ロイド(左の男)別名で「黄昏(たそがれ)」
- 最強の殺し屋:ヨル(右の女)
この3名は本物の家族でなくても利害関係が一致していることだけで、バランスをうまく保たれたいわば仮面家族。
普段、大なり小なり誰しもが表と裏の顔を持ち合わせているが、「家族」には表裏関係なくプライベートな姿を見せることができるはず。
しかし、現代社会において昔のような家族の姿と大きく変わっていっているのが原因なのかもしれません。
令和の現代ではコミュニティーが存在し、実際にコミュニティーに所属している方が本来の自分をさらけ出せる。もしくは受け入れてくれる。
コミュニティーはそんな場所になっています。
SPY×FAMILYではそういった現代の家族像を象徴するかのような風景が、もしかすると現代人に共感を得ているのかもしれません。
そして、本当の自分を常に隠しながら暮らす日々の姿や、3人の内面を特に多く描かれている部分に引き寄せられる部分があるのかと思います。

一見「SPY」というフレーズに心理戦などのややこしい考察がいくつも張り巡らせれてありそうなアニメと思いきや、内面が多く描かれているにも関わらず、サラッとコメディ展開が続くのがポイントなのか。
最近の風潮で音楽のイントロを聞かなくなっている子供達が多いようだが、それと似たような印象を受けた。
前置きや結論までのめんどくさい展開は一切省いた、今の10代~20代。通称「Z世代」の習慣に合う展開を効率的に取り入れた内容がヒットにつながったのではないだろうか。
YouTubeやTikTokが人気なのも、関心のある部分だけを切り抜かれている、もしくは飛ばしながら視聴できるからだろう。
SPY×FAMILYの内容や展開は今の現代にピッタリとマッチングしたアニメになっているということだ。
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